ワールド・ミュージックのリズムパターン調査1 Partido-Alto
年末休みに大量のCDを購入する習慣があり、今回はサンバとかサルサといったワールドミュージックをメインに聴いてました。ワールドミュージックって楽器の違いもさることながら、リズムパターンがポップスやロックと全く異なったうねりがあって面白いですよね。
DTMでもこの独特のうねりを再現したい!と思い立って諸々調べてみました。デモとなるmp3と楽譜を交えて紹介してみたいと思います。
初回となるこの記事ではブラジリアンリズムのパルチード・アルトをYoutubeとかで調べて、実際に音源に落とし込んでみました。
※まだ私自身も勉強中なため、間違った情報も多々あるかもしれませんがご容赦ください。指摘等いただけると勉強になります!
基本となるパターン
いきなり16分のウラから始まって暫く8分オモテが続き、最後にまた16分ウラに帰結するパターンです。このパターンをループすると16分ウラが3回連続で鳴ることになり、これが独特のグルーブを生み出すコアなんじゃなかろうかと考察できます。
タンボリンで愚直に叩いてみました。(ちなみにタンバリンではなくタンボリンというまったく別の楽器でサンバとかでも良く使われてるみたいです。音はクローズリムショットっぽい感じのようにも聞こえますね)
楽器別にパターンを割り当てる
さて、基本パターンを踏まえて楽器別にパターンを当てはめてみます。
ドラム
ひとまずドラムですが、上の楽譜はGM配列なので実際の譜面とは若干異なりますのでご注意ください。
一番上の青のマークがrideシンバルで、アクセントがついていないところはベロシティ30~50くらい、アクセントがついているところはベロシティ100以上で打ち込みます。アクセントはパルチードアルトのパターンそのものです。ライドで基本リズムを刻むイメージです。
ハイハットのフットを16分の頭でそれぞれ鳴らします。こうすると拍の頭が維持しやすく、音楽的にもノリが整ってイイ感じになる・・気がするので入れてみました。
リムショットとバスは適当です。基本となるリズムを崩さないようにイイ感じにおいてみました。
パーカッション
私の場合、パーカッションはドラムの補助的な役割で、間を埋めるために使うことが多いです。音色自体が強いアゴゴーはパルチード・アルトのパターンから外れたところで発音させると違和感が強まるため、パターンそのままを叩くようにしました。
ボンゴ・コンガは音源によって随分配列が違うため楽譜だけでは分かりにくいと思いますが、音が高くて前にでる音はパターン上に配置し、パターン以外の位置はミュート系の音で埋めます。
シェイカーは16分の頭と尻をそれぞれベロシティ100~80くらいにし、それ以外は40以下にしました。
音を確認
不自然じゃないかな?ちょっと心配ですがこんな感じになりました。
ベース、ギター、ピアノを乗っけてみた
すんごい適当に乗っけてひとまず完成。センスがなさ過ぎてアレな感じ。いやー難しいっすね。。。
以上です。初回はパルチード・アルトについて勉強しながら記事を書いてみました。
- 関連ページ
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- ワールド・ミュージックのリズムパターン調査4 Partido-Alto補足