分数コード

脱ダイアトニックコード術の一つ、「分数コード」をご紹介します。

歌本などでG/CGonCのようなコードを見たことがあるかもしれません。これは「C音の上にGコードが乗ってるよ」という意味です。一番低い音を分母のC音にし、その上にGコードの構成音を乗っけて弾け!という指示です。

G/C

分数コードには2つのタイプがある

その1:分子のコードの構成音にある音が分母になる場合

C/E

その2:分子のコードの構成音にない音が分母になる場合

C/D

7th・テンションコードと分数コードの関係

上の「分子のコードの構成音にない音が分母になる場合」のConDのように、7thコードやテンションコードを分数コードとして表記することができます。

「ConD=Cadd9」以外の例として、C△7の構成音は「C , E , G , B」となり、「E , G , B」はEmコードです。よってEm onCのように考えることができます。他にも色んなテンションコードが分数コードで表記できます。市販のバンドスコア等で使用例を探してみると面白いかも?

分数コードをアレンジに活かすには

コードの簡略化

バンドのアンサンブルで、ConDのコードはベースはD音を弾きます。ギターも頑張って「D , C , E , G」を弾いても良いですが、押さえるのが大変だったり、アンサンブル全体で聴いたときにDの音が野暮ったくどうもスッキリしない感じに聞こえたりします。そんなときは思い切ってD音はベーシストに任せてCコードを弾いちゃいましょう。コードが簡略化されてスッキリしたアンサンブルになります。

ベース音固定化アレンジ

分数コードを使うことで、ベース音を動かさないアレンジが可能になります。お馴染みのC=>F=>G=>C進行のベースラインをCに固定することも可能です。

C=>FonC=>GonC=>C

C=>FonC=>GonC=>C

ベースがCで固定化されるため、妙に落ち着くような不思議な感じが演出できると思います。

ベースラインクリシェ

クリシェとは、半音(ないし一音)ずつ音階が連続して下降していく現象を言います。(C=>B=>Bb=>Aなど)

ベースラインクリシェの例

ベースラインクリシェ

分数コード一つとっても、コードバリエーションがグンと広がります。次回以降も、「ダイアトニックに縛られないアレンジ」をご紹介できたらと思います。

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