momoseストラトタイプを宅録用にノイズレス化する話 1. 考察~取り外し

7年前、「迷ったらコレ!momose バランスの良いストラト」という記事でmomoseのストラトタイプをご紹介しました。バランスが良く多ジャンルに対応可能な点、引き心地の良さ、生音の美しさや配線の強固さに心底惚れ、自分のメインギターもmomoseのストラトタイプです。しかし録音には使っていませんでした。

何故ならPCや電源系統から外来ノイズを拾いまくり、ノイズに悩まされたからです。狭い部屋だとノイズ源から離れることも難しく、ノイズが気になって音作りに支障がでるため録音用にEMG搭載ギターを別途用意していました。

そうなると録音ギターばかり触るようになり、折角のmomoseが鎮座しているだけになってしまいました。これではせっかくのギターがもったいない、ということで録音用ノイズレス化することを決意しました。

あれやこれや調べたことをつらつらと書き連ねます。同じくギターの録音でノイズに悩まされている方の参考になれば幸いです。

ノイズレスにはいくつか手段がある?

調べたところ、ノイズレス化にはいろいろと手段があることがわかりました。

  1. 工房や楽器店で「ノイズ対策加工」をしてもらう
  2. ピックアップをアルミホイル等で包む
  3. ノイズレスピックアップ(パッシブ)に交換する
  4. アクティブピックアップに交換する

1に関してはすぐさま候補から外しました。せっかく完成度の高いmomoseにメスを入れることになるのと、原状回復が難しくなるためです。そもそもmomoseくらいのプロダクトだとノイズ対策は既に施されているんじゃないか、これ以上やりようはないんじゃないかと思ったため、候補から除外。

2は実際にやってみましたが効果が薄いので止めました。変に機材をショートさせてサーキットにダメージを与える可能性もあるため。

3と4に絞って検討することにしました。現に録音用ギターはもともとパッシブのSSHストラトタイプだったのをEMGSL20というピックアップとサーキットとピックガードがセットになったコンポーネントに換装したもので、抜群の効果がありました。ピックアップを変えればノイズから解放されると期待して考察を深めていきます。

EMG SL20
EMG SL20に換装した録音用ギター。元はBacchus Craft Seriesを型落ちで購入。

ピックアップ交換、の前に

momoseの内部を見ると無茶苦茶配線が綺麗で圧倒されました。これにメスを入れたくないな、という気持ちが強くなります。

momose サーキット内部
綺麗すぎて手を入れたくない!

というわけで断念!・・・するわけにはいかないので思考を巡らせます。録音ギターの時と同様、ピックガードまるごと換装すれば良いんじゃないかと気づきます。

そうすれば最低限、ピックガードを外すだけの加工で済みますし、原状回復もまたピックガードを戻すだけでOKです。

momoseのピックガードを取り外す方法 ドライバー編

ピックガードを止めているねじを外していざ外そうとするとフロントピックアップが引っかかって抜けないことに気が付きます。その場合、フロントPUのネジを完全に緩めて外しておくと外しやすいようです。ピックアップの高さ調節用のスプリングがコロンコロンと落ちてきますのでなくさないように注意してください。

momose ピックガード
先にフロントPUを落としておくと外しやすい

momoseのピックガードを取り外す方法 配線編

極力momose本体にダメージを与えない方向で考えてみます。そもそもどことどこを外せばピックガードが外せるか観察してみると以下の3か所を外せばよさそうなことがわかりました。

  1. アウトプットジャック
  2. 本体アース
  3. 弦アース

momose サーキット内部
サーキット内部参考画像

momose 本体アース
本体にアース線がつながっています。アースラグが見えますね。

弦アースは本体裏のセンタースプリングの設置部裏にはんだ付けされています。ぱっと見気づかないですが探せば見つけられます。

momose 弦アースはんだ
スプリングに隠れてて一瞬見つからなかった

取り外す方法も大きくわけて2パターンありますね。

  • はんだこてを当てて既存の半田を溶かして外す
  • ニッパーで線を切る

手持ちの半田こてが40W。これだと(おそらく)融点の高い音楽機材用の半田は溶けにくく、下手するとmomose本体にダメージを与える可能性がありますので60Wくらいのこてを購入しないと綺麗に除去できないかも。momoseの部品に熱を与えるのは極力避けたいですね。また、ジャック以外はアースなので半田や切り取った線が残置してもさほど影響はないかなと判断してニッパーで切る作戦で行こうと思います。

アウトプットジャックも経年劣化が進んでいたので、戻すにしてもジャックは交換する予定ですので気にしないことにします。

戻すときのことも考えておく

配線を見ればわかるっちゃわかるんですが、念のため「どの線がどこにつながっていたか」をメモしておきます。メモの作り方は何でもいいんですが、私はタコ糸とプラスチック(?)製の堅い付箋を買って、付箋にメモを書いてタコ糸で括りつけました。タコ糸さえはずれなければどことつながる線なのか一目瞭然ですし、戻すときの半田忘れも防げます。

momose タコ糸につながれた
これから彼はコールドスリープに入るんだ

さてここからどうするか

勢い勇んで取り外しましたが、何を取り付けるか決めてませんでした。

  1. ノイズレスピックアップ(パッシブ)に交換する
  2. アクティブピックアップに交換する

のどちらにするか。ノイズレスピックアップ(パッシブ)に交換する場合はピックガードから配線から何から何まで取り寄せる必要があり、個々のパーツを組み付けることになり、手間がかかります。アクティブピックアップであれば、録音ギター同様、コンポーネント化された「ピックガード取り付けるだけセット」を購入するだけで済みます。それぞれのメリットデメリットを考えながら、どちらにするか決めていこうと思います。長くなったので次回に続きます。

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