2017年無料ピッチ補正の決定版か?!「Graillon」フリー版 by Auburn Sounds

フリー版と有料版がありますが、ピッチ補正・ピッチシフター機能は無料でも使用可能。win 32bit 64bitまたはMacOS対応とのこと。使い方や機能面ではグラフィカルUIの無いオートチューンといった印象です。音階はVST画面の鍵盤部分をクリックすると有効な音階を切り替えられます。

ピッチ補正のパラメータ

有効な音階を切り替える鍵盤と、5つのノブでピッチ補正の効き具合をコントロールします。

  • Inertia・・・日本語で「慣性」、ということで音階を補正したときのケロケロ感にダイレクトに関わってきますので非常に重要なパラメータです。
  • Smooth・・・補正を直線的にハードにかけるか、やまなりにソフトにかけるか。これも0にするとケロりやすいので重要なパラメータですね。
  • Snap Range・・・補正幅のコントロールを指定します。原則、入力音に対して最も近い音階に補正されるアルゴリズムだと思いますが、検知・補正しようとしている音階があまりにも飛びまくっててこれはやばい、なんてときに狭めると良い感じになりやすいです。とりあえず広めに取っておいて鳴らし、不自然さがあれば狭めてみる感じで使うと良さそうです。
  • Reference・・・補正基準音、らしいです。正直良く分かってないのでデフォルト(440Hz)で使ってみましたが特に不都合がないのでそのままにしてます。
  • Correction Amount・・・許容範囲を広くするか狭めるか。これもFullにするとケロりますね。少しのずれも許さないような補正強度になります。

中央の波形表示部分がいいですね。どの程度のズレがあってどの程度の強さでピッチ補正が効いているのか視覚的に分かります。オートチューンは波形ではなく中央をズレ0とした左右にふれるデジタルメーターでした。個人的にはオートチューンのように簡素化されたUIが好みですがコレはこれでかっこいいから良いかなと思います。

ピッチシフターのパラメータ

ピッチとフォルマント(声質)だけですね。上下12半音(オクターブ)のピッチシフトが可能でした。非常にシンプル。

使い勝手はオートチューンのグラフィカルモードをなくしてピッチシフターを追加した感じでしょうか。Inertia、Smooth、Correction Amoutの3つが音質に大きく関わってくるのでこの3つのパラメータさえ押さえておけば綺麗に補正ができますね。

有料プラグインのフリー版ということで、ピッチ補正部分の機能は有料クラスの使い勝手とクオリティ。故に無料で使えるピッチ補正の中ではかなり完成度の高いプロダクトなんじゃないでしょうか。

ボーカルトラックをよりかっこよく仕上げたいときにこちらを使ってみてはいかがでしょうか。

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