カッティング推薦書 ギター演奏の常識が覆る!99%の人が弾けていない「本当のグルーヴ・カッティング」 Rittor Music

珍しく推薦書の記事を書いてみます。結論から言うと「脱ロックカッティング、ファンク・ソウルカッティング入門」のための本です。

しっとりとした大人のカッティングや、ファンキーで裏ノリのイイカッティングを目指す内容。従来の教本やWEB上の記事で言われているカッティングフォームに違和感を覚える人は是非、手に取ってほしい一冊。

カッティングに適したフォームが身につく

著者ほどではありませんが実は私も、10年ほどカッティングを研究していまして、カッティングに関する本やDVDの内容にずっと疑問を持っていました。とかく巷で言われているのが「スピーディーに右手を動かしてアタッキーな音を出せ!ギターはパーカッションや!」といった風潮がどこかあったように思えます。

しかし、以前このブログでご紹介した「アル・マッケイ先生に見るカッティングの妙」でも少し触れたように、ロック系のカッティングブラックミュージック系のカッティングとでは奏法が異なります。

この本は、カッティングとは「右手で弦を切りつける(cutting)」ことではなく「音を短く切って(cutting)ノリを作る」ことという自論が的外れではなかったと背中を押してくれる内容でした。

あまり言うと本のネタバレになってしまいますので、中身に関してはご自身で確かめていただければと思いますが、こちらの本を真面目に取り組むことでファンク・ソウル系の曲にマッチしたカッティング奏法が効率よく習得できるように思います。

ロック系のカッティングのフォームを一旦忘れ、ストロークフォームでもソロフォームでもなく、全く新しいフォームとして習得していただくと宜しいかと思います。その上で、奏法を使い分けできるようになれば良いと思います。

1点だけ疑問に思ったのが、本書の冒頭に「ロックやフュージョン系と、ファンクのカッティングは違う」のようにフュージョン系のカッティングをロックカテゴリに分類したように書かれていますが、個人的にはフュージョン系のおしゃれな曲も筆者が提唱するカッティングフォームが合う曲がたくさんあると思うので、ジャンルで使い分けるのではなくあくまで曲に合わせて奏法をチョイスしたほうが良さそうです。むしろ、ロックカッティングの切羽詰ったスピード感がマッチする曲のほうが少ない気がしています。

この本にもっと早く出会っていれば。。アル・マッケイ先生を勝手に先生とお呼びしてはや10年。先生のフォームをずっと研究してきましたがこちらの本に全部(と、膨大なプラスアルファ)が書かれていて嬉しく思います。今からカッティングを勉強される方は、きっとこの本を使えば私のように遠回りせずに習得できるはず。オススメです。

関連ページ

ページトップへ