iZotope「OZONE 7」体験版を試用したがすぐにアンインストールした話

巷では「難しいこと考えずに音圧アップできる」云々と評判のよいOZONE。ためしに体験版を試用してみましたが思ったほどの感動がなかったのでアンインストールしてしまいました。

豊富なプリセット

とにかくプリセットが豊富な点は良いのですが、個々を見ていくとEQの設定が微妙に違うだけ、とかステレオイメージャーが追加されただけで他の設定はデジャブ。なんてことが多い印象を受けました。

というのも私自身が歌モノのコテコテポップスばかり作るためプリセットも「Vocal」とか「pop」とかばかり選ぶからでしょうか。似たジャンルを求めればなら似た設定になるのは当たり前ですね。

せっかく沢山のプリセットがあっても持て余してしまいました。

一人の人間が多種多様なジャンルを作る。そうでありたいなと思いつつも結構それって難しいですよね。

何がいいたいかというと「個人の作曲家がマスタリングプロセスにおいていったいどれだけのバリエーションを必要とするか」という疑問に到達します。

3パターンもあれば自分は十分だった

私程度の趣味作曲マンであれば「音数の少ない曲、音数の多い曲、インスト曲」の3パターン分のプリセットもあれば十分です。パターンにはめてあとは2mixによって値を調整する程度。「必要なプリセット」という意味ではあまり多くあっても使いきれそうにありません。

そのために2万3万の値段を出して買うか、というと私はNOという結論に至り、さっくりアンインストールしてしまいました。

ではどういう人が買うのか

  1. 多種多様なジャンルを手がけるDTMマン
  2. DTMとか良く分からないけど音圧上げたいマン
  3. 自動マスタリングサービス「LANDR」の有料会員だけど買い切りしたいマン

1に関して言うと正直それだけ音楽性豊かでガツガツ作曲する人は個々のVSTプラグインを駆使して自分でマスタリングしちゃうきがしますが・・効率化を視野に導入することはあるかもしれません。

2に関してはドンピシャなターゲットですね。特に難しいことを考えずにマスタリングできてしまうので重宝すると思います。

3に関してはLANDR自体がかなり完成度高めなのとソフトウェアのインストールが不要なカジュアルさという面で秀でているため、完全互換とも上位互換とも言いがたいのです。サブスクリプション契約ということで月々年々の支払いを止めたいときに候補に挙がるかなという程度ですね。

現段階で自分のマスタリングに疑問を抱いているなら買いか

自分がマスタリングした曲にある程度満足しているようなら不要でしょう。OZONEに変えたからといって必ずしも曲の品質が上がるとは言えません。それを期待して導入すると肩を落としかねません。

今回OZONEのVocal pops用プリセットと、自分がフリーのステレオイメージャー、エキサイター、EQ、リミッターでマスタリングしたものを聞き比べましたが劇的な変化はありませんでした。

やはり「これ使えば劇的に良くなる」という万能薬的なものは存在しないんですね。。ちょっと期待しちゃいましたが、やはり地道に自分のスキルを磨くのが一番!気を引き締めないといけませんね。

ここ最近、サイバーマンデーなどでDTM用品が安売りされていて「音圧欲しけりゃとりあえずOZONEかっとけ」みたいな声をちらほら耳にしますが、図らずもそういった風潮にちょっと待ったをかける記事になってしまいました。是非体験版で試してから自分の用途に合うか検討して欲しいと思います。

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