プロ気取りだった僕が大げさなハードウェア機材を捨ててアマである自分を受け入れたとき、ASIO4ALLが必要になった理由

asio4all

今月、十数年に渡る音楽活動のよき相棒ともいえるハードウェア音源XV-5050とMOTIF-RACK、そしてそれらの仲立ちをしてくれたインターフェイス、EMU-0404ともお別れをしました。

事の発端

自分もいい歳であれやこれやと気にかけている余裕がなくなってきました。私生活の大きな変革、将来のことなど、まぁ月並みな理由です(笑)今後は音楽活動を完全に趣味としてやっていけたらなと(もともと趣味ではありましたが、CDやらなんやらでお金をいただくからには気持ちだけは!と思っていました。今後は完全に趣味化します)

学生時代は「まぁ仕事しながら副業っぽく音楽やりつづけるかー」と軽く考えていましたが、メインの仕事をしながらの音楽活動は非常に辛いものがありました。今では独り身ではないのでことさらそれを感じます。

また、どんなに理論を追い求めて自分を突き詰めていっても、結局は時代から求められないものはどんなジャンルどんな業種においても見向きもされないと実感しました。

音楽と収益を結びつけることは並大抵の努力では実現しえないことは身をもって知る結果となりましたが、それでもここまで自分の人生の多くを費やせる音楽制作というものに出会えて本当によかったと思います。

ギラギラだった思考をソフトに、ハードウェアからソフトウェアへ

というわけで音楽の完全趣味化に伴って、いままで仰々しく家においてあった機材を手放しました。今後はソフトウェア音源と、入出力が1系統ずつしかない簡素なUSBオーディオインターフェイスだけで、気が向いたときだけ作曲することにしました。

実は原点だった

この簡素な構成、実は作曲を始めた学生時代のころのスタイルなんです。今はまったく耳にしなくなったVSCというマルチソフトウェア音源。バイト代をはたいて買ったSinger Song Writerに付属していたものです。これまたバイトして買ったUA-3FXをつないで使ってました。軽くてさくさく、音もWindows標準よりはよくて完成形がイメージしやすく気に入って使ってました。ここから生まれた音楽は数知れず。簡素で手軽、PC立ち上げてすぐさま作曲できる。このスタイルだったからこそ多くの学びがあったと思います。

ソフトウェア完結のよさ

なんと言っても作曲がよりいっそう身近になることが最大のメリットでした。作曲はじめたばかりのころはやはり時間をかけただけ成長しますから。そういった意味でソフトウェア完結は楽だったし、ナイスチョイスだったかな、と思います。

さて本題、ソフトウェア化の障壁

以前使っていたVSCはWindows7では動作しませんでした。そこでひとまずSoundFontを使うことにしました。sfzというサウンドフォントプレイヤーを起動し、トラックごとに音色を選択しました。

するとある問題に発展しました。数トラックの場合は問題なくても6トラックあたりからそれぞれのパートがずれてカオスな状態で再生されるようになってしまいました。

これでは作曲どころの騒ぎではない・・・ソフトウェア同士の干渉か?単なるPCパワー不足か?

あれやこれやと調整してみるも駄目。どうもSingerSongWriterとの相性がよろしくないようで。。そんな問題を解決してくれたのがASIO4ALLでした。

どういう原理で直ったのかよくわかってないのが現状ですが、「遅延=レイテンシー=ASIOいれとけ」みたいな単細胞的発想で入れたら直ったという次第。これなら完全にソフトウェア完結できそうで喜びました。

sfzなら一台で複数の音色選択(マルチティンバー)で動かせますのでこれまた楽チン。VSCよりも一歩進んだ音色の豪華さなんかもあってお勧めです。だが、やはりSingerSongWriterと少し相性が・・・といった面はどうしてもありますね。バージョンが8なのでそれもあるかも・・・まぁしばらくはこの構成で、ゆるゆると音楽と向き合っていこうと思います。今後ともよろしくお願いします!

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