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それでもソフトウェア音源を使うのか?
2011年
03月14日
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カテゴリ:ハードウェア
主にPCで作曲をする場合、MIDI作成=>Wavデータに落とし込む=>音声編集 という流れが一般的かと思うが、最近はMIDI=>WAVのプロセスで「ソフトウェア音源」を利用するユーザが増えていると思う。
ソフトウェア音源とハードウェア音源の善し悪しを比べると、自分はどうしてもハードウェア音源に傾倒してしまう。結局は好き好きなのだが、ちょっとハードウェア音源にも目を向けて欲しくて書いてみたw
ソフトウェアの良さ
何と言っても場所を取らない、機器のメンテナンスが要らないのが一番のメリットだろう。
場所を取らない、つまりいくら音源が増えようとも住居を圧迫することなく、せいぜい圧迫されるのはハードディスクの容量だ。そのハードディスクもそうっとう安くなってきている。
音質も十分使えるレベルだし、ジャンルや好みによるけどこれだけ多くの製品が出回っていればお気に入りの音源を見つけることもできるだろう。
ソフトウェア故の短所
そんな素晴らしいソフトウェア音源にも短所はもちろんある。
- パソコンが貧弱だと音が鳴らないこともある
- 音源が細分化されていることが多く(フリーなどにありがち、パッケージ品はそうでもないが)そのたびに操作画面が変わって取っつきにくいこともある
- プリセット厨になりやすい
1番は現行モデルのPCであればそんなに気を遣うこともないだろうが、未だにPenMを使っている人にとっては死活問題だったりする。イケイケで音作ってMIDI=>WAVに変換してみたら「なにこのプチプチ切れたノイズ」なんてこともありうる。CPUが処理に追いついてないとこんな目にあったりする
2番はフリーのvstiで顕著だが、「サックスのみの音源」「ピアノだけの音源」なんかを組み合わせて使っていると各パラメータがごっちゃになってしまう。GUIになれるまでしばらくかかるだけでなく、トラックの多い楽曲の場合だと混乱を招くこともある。
自分がまさにそうですがwプリセットで「うん、この音でいいか。後は編集でなんとかすんべ」となりやすい。音質が良い、音作りの幅があまりないとなるとこう鳴らざるを得ないが、これではシンセサイザー使ってる感がなく、ただのオペレータになってしまう。熱いクリエイティブハートをぶつけられる素養がソフト側に用意されてないと泣きたくなる(まぁ好き好きなんですけどw)
ハードウェアはいいぞ!
なんてったってハードウェアはいいですよ。
- レスポンス良好
- PCの処理能力を圧迫しない
- ツマミをいじることでリアルタイムに音色をいじれる
1番のレスポンスが良いのが最高。特にMIDI制作時はこれがガツンと聞いてくる。ソフト音源でディレイに悩まされてイライラして曲作りが嫌になることが結構ある。そんな時はとりあえずハード音源で適当に音を作って楽譜を作成し、後から正規の音を作り込んでいく。
処理能力を圧迫しないのは逆を付けば「作曲フェーズ」と「編集フェーズ」を明確に切り分けることが出来る。つまり、自分の曲を一端「編集フェーズの目線で客観的に見ることで精査する機会をえる」ことになる。自分の曲を作る際、イケイケでつくるとどうしてもアレンジがおろそかになりがち。ソフトウェアで一括作曲も良いだろう。なんてったって便利だ。フェーズ移行がスムーズ、というよりフェーズという概念すら無くなる力を持っている。
しかーし!あえてフェーズに分けることで自分の曲を嫌ってほど客観的に聞くことも大切じゃなかろうか?ソフト音源でミックスしながらそれができればいいが、「区切り」入れることで見えてくることも多い。
ハードウェア音源の醍醐味ともいえる。世界で一つだけの「俺オリジナルな音」を作ることができる。しかもツマミをいじるだけでOK。フィジコンの代わりに使えちゃったりするわけだ。
ハードとソフトの使い分け
個人的にはハードウェア音源は大好きだが、ソフトウェア音源の「場所を取らない」「プリセットたっぷり」「無料のものもある」という魅力を捨てているわけではない。むしろ積極的に使っている。
問題はどう使い分けるか、だと思う。
- MIDI作成時はレスポンスがばっちりなハード音源でざっくり作る
- WAVに落とす段階で、ソフト音源から良い物がないか漁る
- どうしても見つからなかったらハード音源で自分で作ってみる
- 編集を進めていて「こういう音を付けたらどうなるだろう」ってときはハード音源で鳴らしてみる
ざっくり書くとこんな感じで切り分けをしている。要はおいしいとこどりである。
ハードのレスポンスの良さを要所要所で使い、音色選択の幅が広いソフト音源を視野に入れて音色を割り当て、どうしても気に入った音がないならハードに戻る、という流れ。
無理矢理まとめちゃうと
どっちも持っていて、使い分けができると素敵、というなんともベタな展開になってしまうがまさにそう思う。
ソフトウェア音源+フィジコンでハードウェア音源並に高いレスポンスを誇るようになったら、私も「ハード?もう化石っしょw」とか言い始めるかもしれない。それはまぁ当分先か、もしくは自分が生きている間はこないかもしれない。
ソフト択一だったDTMマンにとってはあまり気持ちのいい記事ではなかったかもしれないし、申し訳ないとも思うが、新しい世界を探求する意味でもハード音源に少し目を向けてみて欲しいなと思うおじさんでした。
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