ギターメンテは店に出すな。リペア工房に持って行け!

楽器屋で修理受付みたいなのってあるけど、あれってお役所仕事ですよね。言われたことしかしない。「こうした方が良い」とか提案が全くない。すると修理もちぐはぐなものになって結局リペアどころか悪化して返ってくることも。

ギターのことはギター工房へ

そこでお勧めしたいのが「ギターリペア専門の工房」に直に持って行くこと。信頼できる工房を一つ確保して顔と楽器と音楽性を覚えてもらうことが重要。すると次第にあうんの呼吸が出来てきます。

楽器店のリペアの現状

リペアマンが常駐していることはほとんど稀で、たいていは受付だけです。「(工房の職人と比較して)ギターに詳しくない楽器店の店員」が受け付けして、楽器店経由でリペアセンターへ行くか、リペアマン自体が巡回して修理するかどちらかかと思います。

リペアマンは楽器店から顧客の「ここを直せ」といわれた部分しかさわれない。顧客と直にやりとりできない、見積もりも決まってるから余計なことができない。

工房へ直に持って行く利点

リペアマンと直にやりとりできるのが最大の利点。例えば「ザグリ入れて欲しい」と持って行って「導電塗料はこのグレードで十分ですね」とか「EMGの電池ボックスの位置はどこがいいですか?」とか「フレット浮いて来ちゃってますね。ピックアップが折角シャープな音なのに勿体ない」等々色々意見、提案してくれます。

音楽家としてプロ意識があるならギターの手入れは日頃からしっかりやるべきですが、どうしてもプロの手を借りなければならない分野もありますよね。その時、親身になって相談・提案してくれる工房を確保しておくことは音楽活動自体が一層楽しくなるんじゃないでしょうか。

信頼している工房

色んな工房を足で探して話を聞いたり見積もりをしてもらったりして「ここだ」と思ったのが原宿の「松下工房さん」です。

結構その筋じゃ有名なので知っている方も多いと思いますが改めてご紹介しちゃいます。有名たらしめる前のめりな姿勢と綺麗な仕上がりには圧倒されます。あと、「ここ、ゆるんでたんで直しときました」なーんてサービスまでしてもらっちゃったり。すげえ!仕事熱心!!

口数は皆少ない感じ。でも職人は(個人的感想だけど)こうでなきゃー。ベラベラしゃべりる口達者な職人ってちょっと信用できます?(偏見ですが)

5年くらい前にここでフレットの打ち替えをしてもらったギターがありますが、未だにフレット浮きもない。ネックも沿ってないし、調整してもらったノイズ対策もバッチリ。仕事も早くて丁寧。1週間くらいで大体終わっちゃいます。

でも人がやることだから「1週間ですねー」が「やっぱちょっと調整したいからもうちょっと時間もらえますか?」と言われることもあるそうで。私としては「職人が納得のいかないものを受け取って嬉しい音楽家など居ない。」と思うので全面的に肯定します。急いでやって変な状態で返されても嫌ですからね。笑

工房になにを求めるか

私個人は精度と提案力を求めてます。音楽家が作曲を進めていくうちに「この曲は、曲自身が【こうなりたい】と主張している。その声が聞こえる」と思うのと同じで、ギターにも言えるのかも。「ギターが【こうなりたい】と主張する声」を職人さんが聞き取り、最適化のための提案を客にしてくれる松下工房さん。全面的に信頼してます。

他の某リペア工場に出してアレ??な状態で返ってきた苦い記憶もあるので、一層松下工房さんをおすすめしてます。木材加工が特に秀逸でした。

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