個人音楽家がCDを作るには 第一回:CD-Rか配信か

1stアルバムを作り終えて一段落しました。自主制作のノウハウやらなんやらを、私の実体験を元にご紹介していけたらと思います。

以下の1st Albumを自主制作した時のノウハウを晒します;)

ダウンロード配信版
monster.fm

企画の鉄則「ゴールから考える」

ビジネスマンの間で良く言われるのが「仮説を立てて」「フレームワーク的に過不足無く」「抽象化して考えろ」という鉄則があるようです。どういうことか簡潔に言うと「ゴール(目的・目標)から逆算的に計画を立てよ」に尽きると私は思っております。

あなたにとってゴールは何か?

CDを出す!漠然と思い立ったのは良いですが、そもそも何故CDをだそうと決意したのですか?その問いに対する答えはCDリリースじゃないと駄目なことですか?他に選択肢はありませんか?

CDを自分で作って自分で流通させるのは非常に手間が掛かります。何故CDを出すのか、ご自分に「WHY?」を連呼して考えて見て下さい。


ロジックツリーという、ロジカルシンキングの手法を使って考えて見ます。一番上に「目的・目標」を書きます。それに対して「WHY」を連続させて深堀します。この際、WHYに対してSO WHAT(だからどうするのか?)が互換性を持っていなければいけません。

CDなのか、配信なのか?

音楽を広めたいから。そこでWHYが止まることが多いかもしれません。では、「CD以外の頒布方法」とのメリット・デメリットを比べてみて下さい。どっちが自分のスキル・意向に合うか選びます。

  メリット デメリット
CD販売 形が残る=具現化するスキルが身につく
リアル知人への売り込みがしやすい
生産コスト有り
要DTP(ジャケ・歌詞カードデザイン)
自主制作CD-R販売できるサービスを探す手間
在庫の置き場は?
在庫きれたら都度都度自分で生産しないと駄目
オンライン配信 曲さえあれば配信できる
生産コストは基本なし(有料販売代行サービス除く)
WEBプロモーションとの親和性
売り切れはない
形に残らない
デザインスキルが磨かれない
リアル知人へのアプローチ方法はどうする?

まだ決めかねる・・・

上記であげたデメリットの「克服方法」を考え、どちらが自分にとってお手軽か考えます。基本的に「あなたは音楽家である=音楽制作に時間を費やしたい」はずなので、CDメイキングに必要以上の力を注いでは本末転倒ですね。

CD販売のデメリット克服

  • 生産コスト・・・割り増しで料金設定/仕入れ先の厳選
  • 要DTP・・・知り合いデザイナーに依頼/自分、デザイン系出身っス!
  • 自主制作CD-R販売できるサービスは?・・・ギター講座オンラインの当記事の続編を待つ
  • 在庫の置き場・・・物置のスペースを確保したぞ!
  • 都度生産・・・PC二台・プリンタ二台で量産体制を整える=>高コスト実施する?どうする?

オンライン販売のデメリット克服

  • 形に残らない・・・普段のアルバムはオンラインのみ、ベスト盤はCD等、使い分ける
  • デザインスキル・・・ジャケ写のみUPLOADさせるサービスがほとんどだから、そのジャケ写に全力を注ぐ
  • リアル知人へのアプローチ・・・携帯着メロを用意して「これきいて!」など

どちらにせよ、デジタルコンテンツ制作スキル・PCリテラシーは必要です。うーん難しい世の中になったもんだ。。。

また、オンラインの流通経路と、CDの流通経路は全く異なり、メディア露出の頻度や方法もそれぞれ違います。判断材料にしてください。メジャーアーティストのように「どちらもやっちゃうぜ!」というのがメディア露出機会も最大限になって良いのですがその分手間は二倍になるとお考え下さい。


お金をかければかけるほどメディア露出は拡大します。お財布や自分の好みと相談しつつ決めるしか。。。

CD/オンライン配信するぞ!・・・どうやって??

お決まりですか?では実際にどうやってゴール(CD/オンライン配信)までどうやってたどり着くか考えます。

俯瞰思考・・・ゴールから逆算

繰り返しになりますが鉄則はゴールから逆算です。こうすると俯瞰的に物事を捉えることができます。ドライブの計画に例えるなら、経路設計するときは自分の家と目的地の両方が範囲に入った俯瞰できる地図をまずみますよね?それと同じでまず「俯瞰して大まかな経路を思い描いて下さい」。どこの信号を曲がるだの国道●●を横断するだの細かい端々の事はまずはおいといて下さい。

例)CDを出す
・CD-R販売できるトコ探す
・広報戦略はどうするか
 └着歌/動画サイトに投稿・・・
・市販CDを分析
 └ケースが必要だ/歌詞カードだ/CD盤面印刷が必要だ ・曲の構成はどうする
・曲を作る
以上のように、「販売というゴールに近いレイヤーから考え、次第に広報フェーズ、制作フェーズへと段階を巻き戻して考える」という思考フローの方が漏れがなく、ゴールから逆算するが故に常に目的というゴールを踏襲した具体策を考えることができるのが強みです。

単純に考えよう

「牛を玉と据える」などと良く言われますが、「枝葉に捕らわれすぎると目的を見失う」ことは多々あります。偉そうにスーツ着てる社会人だって、よく陥る罠です。

故に単純に物事を考えましょう。初期の計画を立てるときに、例えば市販CDの分析で「お、STEREOマークがある」「JAS●ACってロゴいれないとだめなの?」「このPとかXとかいうマークは何?」など、細かいことまで気を取られているといつまで経っても計画が立てられません。いっそ、PとかXとか調べる期間を1日設ける、程度にかんたんに据えて下さい。まずは大体の流れを作って下さい。

大体のながれをつくってみた

以下は私の1stアルバムを制作したときの流れ。大体こんな感じの計画をアクション起こす前に立ててた。

  1. 作曲
  2. REC
  3. ミックス・マスタリング
  4. Youtube用ダイジェスト版制作
  5. 着歌メロディーの用意
  6. DTPデザイン
  7. 印刷
  8. 歌詞カード/たすき裁断・ケースへセッティング
  9. CDRプレス/盤面印刷
  10. muzie shopへ販売委託
  11. monster.fmへオンライン配信委託
  12. アーティストホームページの制作
  13. 販売開始/Youtubeにダイジェスト版UP

作曲フェーズ1~3備考:全10曲/ボーナストラック付き

広報準備フェーズ4~5備考:YouTubeにUPしよう/購入者に携帯音楽を配信しちゃうぞ!

量産フェーズ6~9備考:携帯音楽向けのQRとか載せないとね/CDRだからもしもの時はmp3で渡しますよ的な文言いれとこう

販売フェーズ10~備考:muzieとmonster.fmで売ろう。muzieはサンプル版の送付、monsterは先方の確認が入るらしいからどちらもちょっと申し込みからタイムラグあるかもしれないねー。。。

次回以降はかいつまんで各部をご説明いたします!今日はこんな感じ!

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