ギター講座番外編 コード進行あれこれ その1 長調の曲の作り方

ギター講座本体をすっぽかして好き勝手やってる管理人です。こんにちは(ぉ
今回は自己鍛錬も兼ねてコード進行をあれこれご紹介。

本来ならギター講座本編を上級まで終えてからの方が理解が早いんですが、そんなのかんけーね-!!

今回は長調編ということで、分かりやすくキーはCメジャー(ハ長調)で統一して解説します。このシリーズは全部で多分4回くらい?になるかと。

実践的かつ上級向けな内容(?)です。私も頭痛こらえながら書いてます。笑

コード進行を攻略!ダイアトニック、セカンダリードミナント、同主調、経過和音

ダイアトニック

I△7 IIm7 IIIm7 IV△7 V7 VIm7 VIIm7(b5)
C△7 Dm7  Em7  F△7  G7 Am7  Bm7(b5)

ダイアトニックは「曲の調に100%マッチした音階によるコード」です。このダイアトニックだけで曲を作ると安心して「あーCメジャーだわー」とほんわか気分になれますがイマイチ刺激がありません。言ってみれば「家族だけの団欒」です。関連性のある、親戚やご近所さんを引っ張ってくることで絶妙な緊張感を与えることが出来ます。その引っ張り方を以下でご紹介。

セカンダリードミナントとドミナントモーション

ダイアトニックを全部セブンスにしちゃったコードたちの群れ。それがセカンダリードミナントです。

I7 II7 III7 IV7 V7 VI7 VII7
C7 D7  E7  F7  G7 A7  B7

こいつらは基本的に使った後は「4度上のコード」を弾くことで落ち着きます。

例)セカンダリードミナント
| C△7 | D7 | G7 | C△7 |

また、ドミナント系のセブンスコードはIIm7とV7に「分解」が出来ます。D7とG7を分解すると
| C△7 | Am7 D7 | Dm7 G7 | C△7 |

ツーファイブ分解とかツーファイブ進行と呼ぶことにしましょう(ぇ

「ダイアトニック上にないツー」と「ファイブ」進行

※使いすぎると調性が保てなくなるので注意

Vm7 I7
Gm7 C7

Im7 IV7
Cm7 F7

#IVm7(b5) VII7
F#m7(b5)  B7

例)ドミナントモーションを「V7のIIm7 V7」ツーファイブ分解を用いた進行
| F#m7(b5) B7 | Bm7(b5) E7 | Em7 A7 | Am7 D7 |
| Dm7    G7 | Gm7   C7 | Cm7 F7 | Fm7 Gm7 | C△7
                                  (サブドミナントマイナーを使った終止)

セカンダリードミナント コード進行例

I7(・Vm7・bVII△7)をミクソリディアンスケールから拝借

I7はミクソリディアンスケールから拝借している、と考えられる。
ついでなのでVmやbVII△7の拝借方法も掲載。

Cミクソリディアン(Cメジャースケールと比べると、7度が減7度になっている)

I7 IIm7 IIIm7(b5) IV△7 Vm7 VIm7 bVII△7
C7 Dm7 Em7(b5) F△7 Gm7 Am7 Bb△7
※補足:C7をV7としたFメジャースケールと構成音階は同じ

例)I7
| C△7 | C7 | F△7 | (色々できる。V7 VIm IImとか。SDMとしてIVm7へ、とかも綺麗) |

例)Vm7
| C△7 | Gm7 | C7 (またはF△7とし、Cミクソリディアンテイスト(Fメジャーにおけるトニック)を強調する、とか) |

例)bVII△7
| C△7 | Bb△7 | F△7 | C△7 |

II7をリディアンスケールから拝借

II7はリディアンスケールから拝借している、と考えられる。

Cリディアン(Cメジャースケールと比べると、4度が増4度になっている)

I△7 II7 IIIm7 #IVm7(b5) V△7 VIm7 VIIm7
C△7 D7 Em7 F#m7(b5) G△7 Am7 Bm7
※補足:D7をV7としたGメジャースケールと構成音階は同じ
※補足:後述のダブルドミナント(番外編その3)も参考に!

例)II7の例
| C△7 | D7 | G7 | C△7 |
| C△7 | D7 | Dm7 G7 | C△7 |
              [V7のIIm7 V7 分解]

III7を平行調から拝借

Cメジャーなら、Aメロディックマイナーから拝借。
ついでにV#dim(平行調のVIIdim)についても補足。

Aメロディックマイナー

Im△7 IIm7(b5) bIIIaug7 IVm7 ☆V7☆ VI△7 #VIIdim
Am△7 Bm7(b5) Caug7 Dm7 ☆E7☆ F△7 G#dim
※補足:↑のE7が、CメジャーでのIII7に相当する。
※補足:平行調の短調との因縁が深いため、そのまま短調へ移行、なんて芸当もすんなりできる。
※補足:曲が長調でもIII7やV#dimを使うと割と陰りが出る。故にC△7・Em7・Am7のようなトニック系に解決するととても安心する。

例)III7の例
| F△7 | G7 | C△7 | E7 |(以降は短調、とか)
| C△7 | E7 | Am7 | F△7 |

例)V#dim
| F△7 | G7 | G#dim | Am7 |

IV7はブルースな香り

後述の「特殊なセカンダリードミナント(番外編その3)」の「IV7」の項をご参照あれ!(次回以降掲載)

V7はダイアトニック上のドミナント

言わずもがなですね。

VI7は下属調(4度、Cから見てF)の平行調(Dマイナー)から出張

ずいぶんと遠縁な親戚ではぶられ感バリバリですが、ジャズで良く使います。

例)VI7の例
| C△7 | A7 | Dm7 | G7 |
※補足:1625の循環コードです。ジャズブルースのラスト、ターンアラウンドはテンション付けて↓な感じ。
Key:Bb
| Bb7(13) | G#9 | Cm7 | F9 |

| Em7 | A7 | Dm7 | G7 |
※補足:ギターで弾くと分かると思いますが、左手フォームが全部同じでずらしてるだけ。楽。

VII7はあまり使わない

ダイアトニックのVIIm7(b5)自体が長調を調性を暗くさせがち。あまり使いませんが、IIIm7をものすごく引き立てたい時は使います。乱れ撃ちしていいコードではないかと。

同主調からコードを拝借する方法

サブドミナントマイナーとも言う。同音異調(キー:CメジャーならCマイナー)からコードを拝借。

Cマイナー

Im7 IIm7(b5) bIII△7 IVm7 Vm7 bVI△7 bVII7
Cm7 Dm7(b5) Eb△7 Fm7 Gm7 Ab△7 Bb7

例)同主調による部分転調
| Ab△7 Bb7 | C△7 |
| C△7 | F△7 | Eb△7 | Ab△7 |
| C△7 | G7 | Eb△7 | Bb7 |

経過和音

コードとコードの間をスムーズに繋ぐための装飾的コード、経過和音。dim7やらaugが活躍します。

例)dim7を使う
| C△7 C#dim7 | Dm7 G7 | Gm7 F#7b5 | F△7 Em7/F | Em7 Am7 |
                       (IIm7 bII7b5[C7の裏コード] I△7) 裏コードについては「代理コードと裏コード(番外編その4)」参照
| C△7 Cdim7 | C△7 Cdim7 | C△7 Cdim7 | C△7 Cdim7 |
| F△7 | F#dim7 | G7 | C△7/G |

例)augを使う
| C | Caug | Dm | G7 |

経過和音のバリエーションは別途ご紹介します。第一回が長くなってしまったので、今回は「dimとかaugって使いどころ分からなかったけど、経過和音ってーので使うんだな」ぐらいに覚えていただければと思います。

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