書籍「アイデアのつくり方」を自分なりに咀嚼してみた

転職活動でずっと更新止まってました。。4月から働き始めらしいです。ちょっとしたニート気分です。気が滅入ります。

こんな感じの表紙の本。

音楽を含む、知的生産活動における「アイデア」「ひらめき」がどのようにして起こるのか、スッキリと書かれた本をご紹介。お仕事に趣味に、活かせるかもしれません。

概要

よくアーティストインタビューなんかで「どういうときに作品の構想が出来上がるんですか?」という質問に対して「アイデアが降りてくる」と答える方がいらっしゃいます。この「降りてくる」という至極右脳的感覚的なものを、左脳的理知的に分析し、ではアイデアが降りてきやすい体質になるにはどうするの?っていうことまで書かれた本。

そもそもアイデアって?

アイデアの定義にも触れられている。著者は「既存のものの、新しい組み合わせ」だと強調している。ありきたりなものでも、思わぬ組み合わせで新しい価値が創造される、とのこと。

自分なりに例を申し上げると「モバイルsuica」なんかが分かりやすいかなと思います。

ケータイも定期券も常に持ち歩くもの。なら、一緒にしちゃいましょうという単純ながらも高い利便性でユーザも多いのではないでしょうか。そもそもケータイも「電話」+「無線」ですし、電話や無線は「手紙」+「音声」+「エレキテル」のように、時代を揺るがしたアイデア商品もこのように遡ってはドンドン分解できます。

つまり、アイデアというのは既存の組み合わせで生み出されているという論旨は納得感があると思います。

著者は「関連性や共通項に気づく感度」が大事だとも言ってます。日頃から出不精にならずに好奇心旺盛にしてなさい、ということかなと思います。

アイデアは5つの段階を経て構築される

  1. 情報収集
  2. 蓄えた情報を噛み砕いて理解する
  3. 無意識下で醸成させる
  4. 「ひらめいた!」アイデアの発芽
  5. 発芽したアイデアを「価値あるもの」へと脱皮させる

本のコアとなる部分です。そのため、あまり詳しくは書けません(偉い人に怒られちゃいますから)この5段階を正しく認識すればあなたもアイデアマン!?詳しくは本で!!と締め切りたいところですが、あまりにも尻切れトンボなので少しだけ本を補足。

感想 - 価値あるアイデアは「新鮮さ」と「分かりやすさ」を併せ持つ

日経ビジネスオンライン - 現代美術、難解だから売れないのか、売れないから難解なのかとも関連しますが、情報収集の段階ではなるべく「狭く深い特化分野」だけでなく、「広く浅い一般的な知識」が必要。これが不足すると難解になりやすいんじゃないかなと思いました。

そもそも情報産業時代のクリエイターは価値を創出する人と言えると思います。その価値は「今までにない、はっとした何か」と「誰にでも分かる、分かりやすさ」の両面がそろって初めて価値が高まると思います。

例えば最新式のデジカメで「服が透けて撮影できる」という商品が生まれたとします。これは今までにない商品ですね。しかし操作がややこしくて大半の人が使いこなせないのでは市場価値は伸び悩むと思います。

若手クリエイターの美術展や個展に行く機会がありますが、洗練されたプロのものと比べると奇抜さを優先して「言いたいこと」が見えにくかったり、分かりやすさを優先して「いまいちぴんとこない」ものが結構あります。

価値を創造するクリエイターとしてやっていくには、新しさと分かりやすさが必要。そのためには「新しさを支える深い知識」と「分かりやすさを支える一般知識」の二つを兼ね備えるといいかもしれませんね。

補足:多様性の時代

とはいえ、オタク文化を筆頭に、「一般的じゃない分かりにくいけどヒットした市場」があるもの事実。今やニッチな産業でも市場を押し広げるだけの広告マーケティング・口コミマーケティングという手法もありますからね。

モノ単体が分かりにくくニッチだとしても、「広く浅い知識と、深い専門知識」に裏付けされたプロモーションによって広く受け入れられる土壌があるのかもしれませんね。

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