お勧め Nate James - REVIVAL カッティング強調なサウンド

Nate James自身はシンガーですが、カッティングが効いたUKソウル・ファンクをやってらっしゃるアーティストです。カッティングマンな方に是非聞いてみて欲しいCDをご紹介。

このREVIVALは、80年代90年代の曲の中から比較的ダンサブルでファンキーなナンバーをセレクトしたカヴァーアルバムです。ロック・ソウル・ジャズ・フュージョンと、非常に多ジャンルごった煮な選曲ですが、UKのアッサリ&シンプルなノリの良いファンクに統一感を持たせるようにアレンジしてあります。

全編に渡ってカッティングが前面に出てくるサウンドです。ギターってリズム楽器なんだなぁと実感させられっぱなしでした。

2曲目の「Labour Of Love」と9曲目の「Give Me The Night」は、同じカッティングでも性質が対極的ですから聞き比べてみてください。

「Labour Of Love」(原曲:Hue & Cry)

↑は原曲。Nate Jamesのカヴァーでは原曲よりもテンポが速く、ダンサブルな印象。カッティングの質はザクザク勢いのある「動」のカッティング。

16分刻みのブラッシングミュートが間断なく入り、隙のないたたみかけるようなサウンドが印象的ですね。ただ単に16分刻みにチャカチャカ鳴らしているだけでなく、「強弱が大げさなくらいついている」点がその動的な音に拍車をかけてます。ブラッシングミュート部分と発音部分の音量に差をつけることでよりパーカッシブなサウンドに聞かせている点はお見事です。

ファンキーカッティングのお手本的なプレイだと思います。

「Give Me The Night」(原曲:George Benson)

一方こちらは比較的おとなしめなカッティング。「間」を弾くようなカッティング、と申しますか、ブラッシングを使わず、「空ピッキング」で「休符を弾く」ことでテンポ維持をし、途切れ途切れに出力される音に「つながり」があるように感じさせる弾き方が求められる曲。先述の動的なカッティングよりも高度なリズム感が必要ですね。

音が鳴ってない時でも「振り」を止めることなく、空を切り続け、音を鳴らすタイミングに鳴ったら弦にピックを当てる、言うは易く行うは難しです。おしゃれ系カッティングの見本として良いなと思い、ピックアップさせていただきました。

元がフュージョン系Gtのジョージベンソンだけに、テクニカルなカッティングが要求されますね。

一言にカッティングといっても、曲によって求められる質は違いますね。カッティングというとリズム感や音を短く切ることに意識がとられがちですが、あくまで音楽的な「表情」が求められるのは、他のプレイスタイルと共通しているという点を踏まえて練習していけたらなと思います。

曲一覧も↑にあります。知ってる曲があるかも?

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